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スロットルリンクレバー類の取り扱いについて



スロットルレバー(マニリンクレバー)を取りつける(固定する)際、滑ると思ってついつい
締め代が無くなるまで絞めこんでしまいがちです。

当社取り扱いのレバー等は株式会社オーイーアール(OER)製で、「アルミ」の鋳造で
製作されています。 (扇型ワイヤーレバーや一部の製品は砲金製)

アルミ製は軽量で良い所もありますが柔らかい為、固定ねじを締め過ぎるとレバーの
アルミが伸びてスリット(締め代)が無くなり使い物にならなくなります。

この締め代(スリット)はメンテナンスが容易でシャフトを傷つけずに締結する為に有ります。
締め代が無くなればこの商品の使用目的(概念)も無くなります。

貴方が力持ちなのはよ~く判りました。親の敵(かたき)じゃあないんだからそんなに
馬鹿力で締め上げたらレバーが逝ってしまいます。
そんなに締めなくてもちゃんと止(留)まります。

取り付けの際は、
レバー内側(穴)とマニシャフト(棒)をよく洗浄・脱脂して組み立ててください。
もちろん手も綺麗に。
オイルやガソリンまみれの脂ぎった手で作業をするなんて論外。

そんな汚ね~手で触れば滑ってレバーが止まる訳がありません。

それでも止まらない理由の1つで中古品でありがちですが、シャフトの「錆び」
「磨耗」かレバーの素材が伸びてあぱあぱになっているおそれがあります。

・よく脱脂洗浄してから組立作業してください。

・締めすぎに注意してください。

・締め代が有る製品は締めたり緩めたり長期使用してれば当然隙間が無くなって
 いきます。締め代の隙間を締め切ったら終わりなので消耗品と考えてください。
 永久的に使える物ではありません。アルミ以外の製品でも同じ事です。

・軸(シャフト)を挿入してない状態での空締めは避けてください。
 変形して使用できなくなる事があります。


リンクレバーです。

シャフトが通る穴をよく
脱脂してください。

マニシャフトも脱脂洗浄のこと

脂(油)ぎった手で作業しない!

レバーをシャフトに通します。
精度が良いと少し通し難い。
逆にスルスルって通る
物も考えもの。

目的の位置まで移動して

締めて固定(締めすぎ注意)

固定完了

うん、大丈夫。


これは締めすぎ。
締め代がひっ付いてる

しかも、クラックが入り

割れたね

あぁ~あ
1575円


他のリンク類も
同じです。

L6 マニリンケージパーツリスト

現OER製の「L6インテークマニホールド」は
三陽機器(SK)時代に発売されて以来40年近く歴史があり、
所々諸変更を受けながら現在に至っています。
一番大きな変更はリンケージシャフトを支える「マニタワー」が
3本から2本になった事です。

新旧両タイプ及び「ワイヤー式」「ロッド式」の図面を下記に展開し、
現在の品番にて記載しましたので御利用下さい。
便宜上、旧と新にしてますが、さらに現在(現行用)は一部図面と違います。
 
マニ本体に以下の文字等がある「SK製」及び「OER製」のL6マニに適合です。

「S-三」、「SK」「SANYO」、
「SANYO SPORTS KIT」の赤プレート、「OER」。
ワイヤー式 旧タイプ
ワイヤー式 新タイプ
ロッド式 旧タイプ
ロッド式 新タイプ

便宜上、旧と新にしてますが、さらに現在(現行用)は一部図面と違います。

 
品名 ワイヤー旧 ワイヤー新 ロッド旧 ロッド新
マニリンケージシャフト 6202-0440 6202-0440
旧タイプは⑧のEリングの溝が右側の1箇所足りないが
新タイプを使用可である。現行のマニは⑩用の穴は開いていない。
スロットルリンクレバー 6004-1410 6004-1410 6004-1410 6004-1410
ボンネットに当たる場合は「ヘの字」を使用。
スロットルリンクレバー 6004-1411 6004-1411
新タイプはマニタワーの本数が減った為、
向きが変わり上記②を使用。
アジャスティングレバー 6000-1390 6000-1390 6000-1390 6000-1390
新タイプはマニタワーの本数が減った為、場所移動。
アジャスティングレバー 6000-1400 6000-1400 6000-1400 6000-1400
ターンバックルASSY 6150-0220 6150-0220 6150-0220 6150-0220
ターンバックルASSY
旧タイプは上記-0220の頭を90度回転させて使用。
Eリング B2825/8 B2825/8 B2825/8 B2825/8
旧タイプは3箇所、新タイプは2箇所
リターンスプリング 6018-4630 6018-4630 6018-4630 6018-4630
左巻スプリング
ボルト & ナット 9711-0430 9711-0430 9711-0430 9711-0430
リターンスプリングを引っ掛けるボルトとナットM4。現行のマニシャフトは穴が
開いていない。現行のマニは6004-4600 リターンスプリングレバーを使用。
テフロンブッシュ 6102-0340 6102-0340 6102-0340 6102-0340
新/旧・ワイヤー/ロッドで使用個数が違うので注意。
扇型ワイヤーレバー 6004-4642
旧タイプは扇型ではないが、現在無い為、扇型で対応。
ワイヤーブラケット 6003-0960 6003-0960
スロットルリンクレバー 6004-1410
旧タイプと多少が違いますが、現在無い為新タイプで対応。
ターンバックルASSY 6150-0160 6150-0160
アクセルレバー 6004-0881 6004-0881
サブシャフト 6004-3870 6202-1340
旧は「オグジリアリスロットルシャフト」で品番が違うが、
新の「サブシャフト」が使用可能。

ロッドエンドの取り付け方法

↓↓ロッドエンドはこの様な部品構成になっています。↓↓

「ロッドエンド」の装着方法
1:下側にある十字のネジを緩めます。 (レバーの玉が入る程度で結構です。)
2:レバーの玉に差し込みます。
  *異音や擦り減り磨耗防止に少々グリスを挿した方が宜しいです。
3:十字ネジを右に廻して締め込んでください。
4:締まった所より少し緩めて、最寄の横の穴と十字部が合う場所を探る。
  ワリピンを入れるので後で何かあって外すのに都合の悪い方向には入れない事。
  *締めすぎだと動きが鈍く、緩めすぎだとカチャカチャ言って動きにガタが出ます。
5:最後にワリピンを入れて、先端を割ります。 以上

ねじの規格の表現方法

管用(くだよう)ねじ;

管用ねじはガス管や水道管等の配管などの接続に用いられるネジです。
「平行」「テーパー」があり、さらに国際規格の「ISO」米国規格の「NPT」があり、
規格が違うのでねじを混用しないように。

管用平行ねじ 管用テーパーねじ

ISO  ねじ山の角度 NPT  ねじ山の角度

ISO規格

ISO、JISで規格化された配管用ねじで、世界中で使用されている。
ピッチはインチ表示をする。
「PT」などの表記は旧JIS規格で、現在は「R」とISO規格に記号表記が変わっているが、
どうも馴染みが薄いので下記に表にしてみた。

管用テーパーねじ : 水密・気密を必要とする部分
ねじ全体にテーパーが付いてるのが特徴、おねじをめねじに対して締め込むと自然におねじとめねじの
隙間が少なくなっていく。
ピッチはメートル細目ねじに準じて小さくなっています。
管用テーパねじは、ピッチで表示せず1インチ(25.4mm)あたりのねじ山数で表示します。
・気密性を高めるために、ねじ全体が、1/16テーパ(勾配)になっている。
ねじ込みだけでは、漏れが発生します。シールテープや塗布材で機密性を高くします。
 ねじ山角度   ISO規格   旧JIS規格  規格番号
テーパーおねじ 55° PT  JIS B 0203 

ISO 7/1
テーパーめねじ 55° Rc PT
平行めねじ 55° Rp PS


管用並行ねじ : 機械的接合を主目的とする部分
ISO、JIS規格の平行ねじで、ピッチはメートル細目ねじに準じて小さくなっています。
管用平行ねじは、ピッチで表示せず1インチ(25.4mm)あたりのねじ山数で表示します。
また、単に機械的結合を主に考えられているため、気密性は考慮に入れられていません。
シールにはガスケットが必要であるがシールテープではありません。
圧力の低い方から順に パッキン、Oリング・シール、リテーニング・リングを使用します。
 ねじ山角度   ISO規格  旧JIS規格  規格番号
管用平行おねじ 55° (A)(B) PF  JIS B 0202 

ISO 228/1
管用平行めねじ 55° PF
*管用並行おねじ(G)には、有効径の許容差によって、A級、B級の等級がありGの後ろに表示されます。
*管用テーパーネジの平行めねじ「PS」と管用並行めねじの「PF」は同規格っぽいのだが、
厳密に言うと「寸法挙用差が異なる」ため異規格となっている。
・世間で流通している水栓金具はほとんどがストレートネジですが、壁出しの取り出し部は
テーパーネジでパッキンでとめる構造になっておらず、残念な事にシールテープを多めに巻いて
施工するのが主流となってます。



ANSI規格

「NPT」National Pipe Thread Taperの略で、アメリカ管用テーパーネジ。
 ねじ山角度   ANSI規格  規格番号
アメリカ標準管用
テーパーネジ
 テーパー  60° NPT  ANSI/ASME B.I.20.1 
アメリカ標準管用
耐密テーパーネジ
テーパー 60° NPTF
アメリカ標準管用
平行ネジ
平行ネジ 60° NPS
アメリカ標準管用
耐密平行ネジ
平行ネジ 60° NPSF


「管用テーパねじ」「アメリカ管用テーパねじ」とも「テーパ」は1/16であるが、
一部でネジ山角度、ピッチ、基本径もISOと異なる。
「PT」と「NPT」の違い
インチ呼び 和文呼び PT NPT
ネジ山数 ピッチ ネジ山
角度
おねじ めねじ ネジ山数 ピッチ ネジ山
角度
オネジ メネジ
(参考) 外径 内径 (参考) 外径 内径
1/8 一分 28 0.9071 55° 9.728 8.556 27 0.9407 60° 10.272 8.766
1/4 二分 19 1.3368 55° 13.157 11.445 18 1.4111 60° 13.572 11.315
3/8 三分 19 1.3368 55° 16.662 14.950 18 1.4111 60° 17.055 14.797
1/2 四分 14 1.8143 55° 20.955 18.631 14 1.8143 60° 21.223 18.321
3/4 六分 14 1.8143 55° 26.411 24.117 14 1.8143 60° 26.569 23.666
1" 一インチ 11 2.3091 55° 33.249 30.291 11 1/2 60° 33.228 29.694
*上記ピッチ外径・内径は机上で計算した参考値です。だってインチをミリにするなんてナンセンスですから。

この表を見てお気付きかと思いますが、舶来品のオートメーターの圧力計などは「NPT」を
採用しています。これに国産(ISO)PTアダプターを組み合わせてるのをよく見かけますが、、
よ~く考えて組んでください。洩れて車が燃えますよ。


NPTオスとPTメスの場合
NPTオスの方がサイズが大きいので、PT用ダイスで削り、PTサイズに加工します。

PTオスとNPTメスの場合
PTオスの方がサイズが小さいのでそのまま入り、シールテープ等でしっかり組み付ければいいのですが、
ゆるくなるためお勧めできません。


少しはご理解いただけたでしょうか?
上記以外にもネジ規格はたくさん有りますが、自動車部品関係は上記くらいは判ってないと。
なんで、、そんな、、、恐ろしい組み方をって、、、、、のがあり危険です。
まぁ無知が招いた悲劇にならないように十分にご注意ください。。

WEBERにエアクリーナーを取り付ける時の注意点

WEBER エアクリーナー取付の注意

WEBERの旧タイプ40φ等で「オギジリアリベンチュリー(インナーベンチュリー)」が、
スプリングピンのみで取り付けてあるタイプはベンチュリーが脱落しますので、
当社取り扱いのエアクリーナーは取り付け出来ません。

リング等で抜けないように対策されるか、ボルト等でしっかり固定されてるタイプは装着可能です。
Q:【オギジリアリベンチュリー】 Auxillary Venturi
A:インナーベンチュリーとスリーブが一体化したもの。

Q:【スプリングピンのみで取り付けてあるタイプ】
A:差し込んであるだけのタイプでボディ外側よりスクリューで留まってないタイプ。


穴は開いてるがプラグで塞がれている


最近のは、28番のストッパーボルトかロックスクリューとナットで留められている。
このタイプはベンチュリーがスッコ抜ける事は無い。
エアーファンネルは21番の「ストッパー(Air Horn Tab)」で引っ掛けて留まってる。


上から見ると「スプリングピン」の溝が見える。


エアクリーナーのベースプレートは40φ~の汎用なので穴は適当に大きく開いている。


キャブの内径とは段が出来る。
一見ベンチュリーはスプリングピンで抑えられて動かないが、、、
エンジン等の振動でずれてくる。すると当然の事だが、
ボルトで固定していないし、ベースプレートの穴も大きいのでベンチュリーがスッコ抜ける。
昔はコレを防ぐ為の「リング」が当方にも有ったが現在は残念だが無い。
他のショップさんが安く作って売っているようですので探してみてください。

段差防止のリングだったり、フランジタイプのファンネルを付ける時用のリングなど
種類が在るようです。

エアクリーナー 取り付け手順

1:「エアクリーナーASSY」をバラします。 (80mmタイプはボルトが残ります)
   クリーナー上面のカバーはメッキ加工して有り見た目が良く綺麗ですので、
   汚れた手で直接触らない方が宜しいかと思います。


2:キャブレターの吸気側の面の汚れ等を拭き取ります。


3:「クリーナーパッキン」を装着します。


4:「ベースプレート」を装着し、「スプリングワッシャー」と「ナット」でしっかり留めます。
*ワッシャーとナットはエアクリーナーには付属してませんので別途ご用意下さい。


5:「エアクリーナーエレメント」を装着。
エレメントのパンチングは製造構造上、繋ぎ目が有ります。
つなぎ目が上にくると見栄えが悪いので下側になるように組んでください。
組み立て後の見た目が全然違います。


6:「クリーナーカバー」を取り付けて、「ワッシャー」、赤い「クリーナーガスケット」
の順に載せて、蝶ボルトを(80mmは蝶ナット)留めれば完成。

スロットルレバーの左右について

スロットルレバー


よくお客さまよりお問い合わせで、パーツの左右を云われて電話やメール等では

どっちが右?とか左?とか伝わりにく く、よく間違いがございますので、

当方ではキャブレター及び部品の向き(方向)を示す時の基準として以下の通り

キャブレターのファンネル側をお腹に向けて見て

「右」か「左」かを判断するものとします。

例として「スロットルレバー」と「スロットルストップブラケット」のパーツで見てみますと、
スロットルレバーLH  N107,071
レバーブラケットLH  N107,073
スロットルレバーRH  N115,109
レバーブラケットRH  N115,111
この様に部品番号が異なり部品自体が全く違う物になりますのでお気を付け下さい。

表面処理変更 及び 材質変更 について


一部商品の表面処理変更 及び 材質変更 にて ご 理 解 と ご 了 承 の お 願 い 。
●従来のクロメートメッキ処理(有色クロメート:金虹色)は六価クロムを使用する為、その毒性(主に発ガン性)
  が指摘されていました。
  EUのRoHS指令・ELV指令により環境不可物質として六価クロムが指定され、欧州市場の製品全般をは
  じめ、日本でも家電業界が使用を廃止した事で各業界が六価クロムの使用削減が一気に加速しました。
  米国もPRPT法にて特定されています。
  我が国は現時点では法規制はありませんがまもなく使用禁止の見通しで自主規制を行っており、環境問題に
  配慮されています。
  このようなことにより代替処理になりますが、残念な事に「金虹色」ではございません。
旧タイプ 新タイプ
●2006年9月1日施行の「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令」により、限定使用が許されている
  アスベスト含有製品についても販売が中止されました。
  その為、ガスケットも素材シートが生産廃止・入手不可能になり材質変更です。
  これも色が変わり残念ですが、仕方ありません。
↓ 旧タイプ ↑ ↓ 新タイプ ↑
↓「日産純正部品」も「ニスモ」も現在出荷されるのはトンボの同じ色のガスケットです。↓

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